自律神経失調症
多種多彩な症状が出るのに検査しても異常の出ない症状群、それが自律神経失調症です。
ではなぜ、自律神経失調症が治らないのでしょう?

実は、自律神経失調症という病名は存在しません。
何故かというと、検査で何も異常が見つからないからなのです。
だから病名がつかないというわけです。実際には認知度が高いのですが、病名ではないのです。

現代医学は実証医学なので、検査で数値とか画像・目視等での異常が見いだせないと、病気といえないことになっているんです。

医学的には、自律神経失調による多彩な症状とでもいうのが正しいでしょうか。
しかしこの項では、自律神経失調症のまま説明します。

病名がつかない様に異常が見いだせませんから、治療法も無いよということになってしまいます。
症状数が固定して数少なければ対症療法的に薬などを処方することはできますが、症状数が多くなってくると、症状に合わせてたくさん薬を出せば良いという訳にはいきません。

そうなると手の施しようがないので、ストレス発散・睡眠を充分に取る、疲労をしない様にする、バランスよく栄養を取る等の養生法の指導になってしまいます。

しかし、養生指導では治療にならないですよね。
となると、神経内科・心療内科・精神科などへいくことを勧められます。
そしてお決まりの向精神薬。これも原因にアプローチするのではありません。

薬物療法は、症状隠しのためだけに行われると言っても過言ではありません。
これでは解決にならないばかりか、薬の副作用が心配です。

では、自律神経失調症の原因は何でしょう?

これは、自律神経の働きと分布を考えるとよく解ります。
自律神経は全身に張り巡らされています。
そして、身体の内部環境をほぼ完璧にコントロールしています。

例えば、胃に食べ物が入ればスイッチを入れなくても、胃は消化活動を始めます。
目が乾けば、自然とまばたきが起こり目の表面を潤します。
女性は周期的に月経が起こります。
ビックリすれば鼓動が早くなります。

このように、意識しなくても身体を自動調節してくれているのが自律神経です。
全身のあらゆる器官に分布し、最適な状態を保つ様、24時間休みなしに働いてくれています。
内臓が自動で動いてるのも自律神経の働きです。

そして、この自律神経のおおもと、即ち中枢は脳にあります。
脳の二ヶ所(延髄と視床下部)というところに中枢があります。

全身に張り巡らされた自律神経を介して、全身の情報が自律神経の中枢に送られます。
そして、自律神経の中枢からそれぞれの器官に最適な働きをする様に的確な指示が出されます。

この繰り返しが四六時中行われることによって、身体は最良のコンディションに保たれるという訳です。
中枢のある脳と末梢の器官である内臓この連絡が緊密に行われているということです。

脳は頭蓋骨の中に収まり、内臓は体腔内に収まっています。
この双方の連携に自律神経が働きます。
そして、脳と内臓をジョイントしている部分… これが首なのです。

首は身体の要の位置にありますが、頭や体腔に比べるとうんと細くて不安定です。
そして、重い頭を一日中支えています。そのことだけで首の凝りは避けられない宿命と言っても良いくらいです。

因みに、頭の重さは4〜6㎏といわれています。
ボウリングのボールに例えると約9ポンド〜13ポンドです。
ボウリングのボールを両手で持ち上げて支えるイメージをしてみて下さい。

何時間も支えるなんて到底無理なことが想像できます。
僅か1分でも相当たいへんではないでしょうか。
この作業を起きている間、首が支えています。

もっと言えば、首の骨:頚椎という支柱を首の筋肉が支えているんです。
首の筋肉の凝りが避けられないことがお解りでしょうか。
しかし、首の筋肉の凝りは避けられないから放置しておくわけにはいかないのです。
自律神経が乱れるからです。

首の筋肉が凝ると自律神経が乱れる理由は、自律神経のおおもとの脳と自律神経が働いている内臓の流通が悪くなってしまうからです。
つまり、自律神経を介しての伝達が悪くなってしまうということです。

脳からの指令を内臓に届けるにも、内臓の状態を脳に伝達するにも、必ず首を通ります。
首が凝っていることで、自律神経は機能を亢進させて脳と内臓のやり取りを行わなければなりません。

この自律神経の亢進状態が続くと、色々な症状が出やすくなり、色々な症状が治りにくくなります。
これが自律神経失調症です。

首凝りが自律神経を乱し、自律神経失調症に発展してしまうことがおわかりでしょうか。
即ち、首凝りが自律神経失調の原因ですから、その治療は首凝りを和らげることが必要なのです。

しかし、自律神経失調と首凝りを関連づけて、自律神経の安定のために首凝りの緩和を行っているところはほとんど無いのが現状です。

漢和堂では、オリジナルの施術法を組み合わせることによって、首凝りを緩和し、脳循環を上げて自律神経機能を回復させることで自律神経失調症状に対処しています。

首凝りには、首の側面深部に位置する筋肉の凝りを中心に全身の凝りを指圧で緩和し、手足のツボをツボ押し棒で刺激することで脳循環を良くする反射を起こします。
このふたつの施術を中心に回復を図っていきます。

自律神経失調症の治療は、対症療法的、精神療法的な方法では解決しません。
おおもとの原因である首凝りの改善と自律神経中枢のある脳循環をスムーズにしてあげることが大事なのです。

不快な症状に悩まされ続け苦しむばかりでなく、身体を根本より整えることで辛い自律神経失調症を克服していきましょう。

漢和堂は、皆様に寄り添い、施術を通じて貢献して参ります。

<当院の施術を受けるにあたって、理解していただきたいこと>
  • 当院は自費診療の施術所です。健康保険適応外の疾患、施術法を行なっております。
  • 症状や病気の症状でなく、大元の原因と症状にアプローチします。
  • 施術は当院オリジナルの方法です。鍼や灸はご希望以外は致しません。
  • 病因にあわせ施術を組み合わせます。施術料が一般より高めです。
  • 全て予約制で施術を行ないます。予約は前払いの方を優先させていただきます。
<当院の施術を受けていただきたい方>
  • 長い間症状や病気に悩まされ続けている。
  • 色々な方法を試したが回復しない。
  • 何とかして症状や病気を克服したい。
  • 病気を克服して元気で楽しい生活を送りたい。
  • 生涯にわたり病苦に悩まされたくない。
<当院の施術を控えていただきたい方>
  • 治病のための通院ができない。
  • 通院の間隔などの指示に従っていただけない。
  • 病気を克服したいと真剣に思っていない。
以上、何卒よろしくお願い致します。
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